ロシア農場物語
農場統一戦争 †
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頚木とは首に付ける木のこと 普通はロシア人でなく牛につける |
14世紀から15世紀終盤にかけてのモスクワの歴史は、タタールに対する服属と反抗の歴史でもあります
実際は「くびき」というほど苛烈な支配ではなかったようで、近年の「ナショナリズム」なる思想に脚色されていることを念頭に置いたほうがいいでしょう
とはいえモンゴル人によって支配されていたというのは事実であります
ルーシ諸侯がハンに収める貢納金を集める役を仰せつかったモスクワは、カリター(財布)という何とも不名誉なアダ名を付けられました
先輩に焼きそばパンを買いに行かされそうなアダ名ですが、そこから実力をつけたのも事実です
この頃キプチャク=ハン国は未だ強勢を誇り、一度は戦いに勝ったものの再び盛り返したタタールによって再度服属を強いられます
本当に独立を達成するのはイヴァン三世の登場を待たねばなりません
彼はティムールに敗北して分裂したキプチャク=ハン国から1480年、15世紀も終わりに近くなって初めて貢納停止という形で独立を果たしました
ですが我々が1480年まで待つ義理などありません
いつまでもタタールに幅を利かされていてはオチオチ畑を耕すこともできないのです
早速この北の大地を統一してしまいましょう
タタール襲来 †
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モンゴル人がやってきた |
ノヴゴロドからの領土が貰いたてホヤホヤだと言うのに、いきなりカザンとの戦争になってしまいました
モスクワの舎弟であるペルミの領土を狙ったようです
解散寸前だった傭兵たちを呼び戻し、急ぎ東に向かいます
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モスクワ軍到着 |
分散してやってくる敵を各個撃破で壊滅に追い込み、カザンの軍隊は半年ほどで戦場の露と消えました
財布野郎だなんてもう言わせない
金食い虫の傭兵ども、さっさと占領するんだ
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東にちょっと拡大 |
一年と少し戦っただけでタタールは敗北を認めざるを得なくなります
ペルミに領土を返還させ、モスクワもちょっとだけ領土を貰いました
タタールたちは今頃になって我が国がもはや頚木に虐げられるだけの弱国ではないことを知ったのです
ルーシ戦争 †
今度は自分から戦争を起こします
ポーランド=リトアニアやカルマル同盟といった大国に対抗するには、こちらも国内を固めなくてはいけません
それに異を唱えるかの如く包囲網を組むノヴゴロド、トヴェリ、そしてリャザンの三国
ルーシ諸侯の時代は終わったのだ、全てはモスクワの元に!
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戦闘らしい戦闘はなかった |
モスクワからの宣戦で始まったこの戦争は、相手を一方的に殴るだけで終わります
リャザン軍がモスクワ内陸部を突破してノヴゴロドの攻囲を行う1000人連隊を倒しに行ったこともありましたが、
足元に突如召喚された傭兵に足止めされている間に駆けつけたモスクワ本隊によって始末されました
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ルーシを支配するのがモスクワであるのは火を見るより明らかだ |
モスクワは大きく拡大
ノヴゴロドはただの一都市に落ちぶれました
リャザン、トヴェリ、ノヴゴロド三公が南から仲良く並んでいる姿は何とも愛らしいです
食べてしまいたくなるぐらい
シベリア征服 †
10年前に助けたペルミを併合します
「情けは人のためならず」と言いますが、やはりこのことわざは本当だったようですね
より真実に近くするなら「情けはモスクワのため」でしょうか
といってもまだ植民者がいません
死に体の泥船グルジアに同盟を申請されたりしながら日々を過ごすこと5年
ペルミ以外の属国も併合した後からようやっと植民が開始できるようになりました
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ここは俺たちの土地だ |
最初の植民先はペリームです
ペルミから受け継いだ軍隊を原住民対策に駐留させておきます
こんなとこに5000人も住んでるのかなぁ
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ごめんやっぱ住めないわ |
と思ったらいきなり植民会社が破産
やる気ないだろ君ら
ver1.7から和平期間が長くなったことや、マンパワーの回復を待ちたいこともあってしばらくやることがないので
とても順調とは言えない植民活動を進めていきます
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イヴァン誕生 |
すると外交はさっぱりな引きこもりな後継者が誕生
まあ有能な部類に入るのではないでしょうか
幸先いいことです
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国王死去 |
代わりに現国王がお亡くなりに
幸先悪いことです
西欧世界 †
モスクワがカザンとの死闘を繰り広げている頃、西では婚姻政策で成功を収めている国がありました
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ブルゴーニュ継承 |
何代もかけて必死で拡大したブルゴーニュが、公の死去の隙を突いたフランスとオーストリアの間で分割されます
西欧の外交はフランスとオーストリアの両雄の対決がメインとなりそうです
まだ百年戦争も終わっていないと言うのに
対して北欧では、といってもモスクワから見れば西ですが、スウェーデンが独立戦争を開始しました
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カルマル同盟とポーランド・リトアニアを敵に大奮闘 |
一国でデンマーク・ノルウェー・ポーランド=リトアニアを相手に勝利を重ねているようです
遂にはデンマークが折れ、スウェーデンは独立とさらに領土獲得まで果たしました
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北欧期待の新星 |
ここにカルマル同盟は崩壊
このあとデンマークは先ほどまで協力していたポーランド=リトアニアとの戦争に突入し、衰退の一途をたどることとなります
スウェーデンが飛ぶ鳥を落とす勢いであるとするならば、落ちる鳥はまさにデンマークのことでしょう
北欧でゴタゴタしてくれるのは都合がいいのでこの国には是非頑張って欲しいものです
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スウェーデンが包囲網に入りました! |
ノヴゴロドとリャザンを食べたらモスクワファンクラブに加入されてしまいました
なんで警戒するのがこっち側なのさ
さて、モスクワの南には落ちる鳥に対してホバリングしている鳥がいます
それはオスマン帝国
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せっかくなのでヨーロッパ地図 |
史実では1453年に併合したビザンツ帝国をまだ併合していません
時間がありすぎてアテネが暇を持て余したビザンツによって併合されています
東地中海に面する小国にも手を出さず、白羊朝との戦争に明け暮れているようです
西欧ではレコンキスタが終わり、また百年戦争も終わりかけているのに一体何をしているのでしょう
この様子では、ウィーン包囲なんて夢のまた夢かもしれません
農場の様子 †
農場の周りの外敵はある程度駆逐され、経営もかなり安定してきました
しかし採れる野菜の数はそこまで多くありません
具体的に言うなら53804個程度です
いつか採れる野菜が60兆ほどになるのを目指して農場拡大を進めていきましょう
ロシア農場の物語はまだ始まったばかりだ!
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