AAR/帝国ムスリム宗務局グラナダ

私が貴方に求めたのは友人ではなく共犯関係です

地下牢にいる囚人は互いに鎖に繋がれていて離れられない 同盟関係ですらないんです

 

十分な国力が付いたのでスペイン戦を視野に入れる頃ですが、本当に勝てるんでしょうかね?
史実では現在のグラナダよりも弱小なオランダがスペインへ対して独立戦争を起こしているころ合いです。
似たような土地を支配しておりますので、ロマン成分多めのロールプレイとしては何か大きなことがしてみたいのもまた事実。

とりあえず外交関係の確認から始めましょうか。

up4009.png

プロテスタントリーグにフランスが加盟していますね。よし、腹は決まりましたグラナダも加盟します。

up4010.png

すると同一リーグへ所属する国家へ対して、AIは外交態度を軟化させてくれますので無理やりフランスと同盟を構築。

架空歴史解説

カトリック皇帝の直臣がプロテスタント皇帝を担ぎ上げる点につきましては、古い盟約を思い出していただきましょう。

グラナダは皇帝の臣下であって、オーストリア大公の臣下ではありません。
グラナダは皇帝の臣下であって、カトリック皇帝の臣下であるとは限りません。

皇帝の仕事は、グラナダの頭の上に屋根がある状態にし、テーブルの上に食べ物がある状態にし、ポケットの中にお金がある状態にすることです。

 などどとグラナダの傲慢さをあざける象牙の塔に住む人間でなければ理解できない言葉をドイツ史書は並べ立てておりますが、民間伝承は実にシンプルです。

「全部豆じゃねぇか!!!」

これは俗語ですのでより平易な表現へと言い換えますと、盟友関係にあったオーストリア大公とグラナダ公のすれ違いになります。

――――

当時、新教の台頭によりHRE内部は内戦前夜と化しておりました。
そこでオーストリア大公は全幅の信頼をおける直臣であるグラナダ公との協議の為、彼を晩餐会へと招いたのです。

世界情勢はポルトガルが喜望峰経由でインドへ到達してから大分時間がたっておりましたし、主催者は舶来の食材をふんだんに利用する事が豊かさを誇示するバロメーターとされておりました。

その日に供されたものはまさに皇帝が執り行うにふさわしい、豪華絢爛な食卓だったのです。

インド産枝豆の納豆・中国産大豆をアルコール発酵させた臭豆腐・極東日本産味噌のスープ・南アメリカ大陸産の落花生炒め・イエメン産のコーヒーetc。
オスマンのスルタン、ペルシャのサトラップ、インドのシャー、中国の天子でさえもこれほどのメニューをそろえる事は出来なかったでしょう。

会食は和やかに行われ、料理は絶品。グラナダ公は三皿もお代わりを所望したとまことしやかに言われております。
それも会談に気を良くしたオーストリア大公が、宮廷料理番頭をグラナダ公へと引き合わせるまででしたが。

大公の命でメニューの解説を始める料理番頭でしたが、栄誉にのぼせるあまり主賓の顔が怒りで真っ赤に茹だっていた事には気が付かなかったのです。

「万座の場で、余らを友ではなく異邦人であると公然と侮蔑された。これほどの辱めを受けたことはない」

ここにオーストリアとグラナダの蜜月は終わりを迎えました。

 
 

実は当時、新興の成金国家であるスペインを揶揄する言葉として「豆食い野郎・豆好き人間」との差別的表現が存在しておりました。

その語源は「スペイン料理では豆が大量に使われている。奴らは金持ちになっても貧乏人と同じ様に豆しか食わない。奴らは金の使い方を知らない」とのあざけりであるそうです。

そして当然の事ながらイベリア半島南部アンダルシア地方にルーツを持つグラナダ公も、豆料理が主食でした。

殿上人であるオーストリア大公は、一部の心ない人々からグラナダ公が豆好き人間と呼ばれている事を知り―――それを額面通りに受け止めていたのです。

「ふむ、公は豆がお好きか、あい、分かった。公の為に多種多様な豆料理を用意せよ」

 
 

これらは史書には何の裏付けのない単なる与太話なのですが、案外歴史の真実とはそんなくだらない所にあるのかもしれませんね。

この民間伝承を基として、イギリスの悲劇作家シェイクスピアが「主役であるムーア人の海戦将軍マクベスが、主君であるオスト・リア王を暗殺する舞台脚本」を書いた事は皆さんご存知でしょう。

「全部豆じゃねぇか!!!」と人種差別の悲しみをたった一言で表したシェイクスピアの手腕は見事なのですが……注意点としましては元ネタとなったグラナダ公はムーア人ではなく、アンダルシア人なのです。

当時の用法としましてはムーア人は「肌の黒いムスリム全般」を示す言葉ですので間違いとは言い切れないのですが、人種的偏見を扱う作品である以上現代語訳ではアンダルシア人と表記する事が望ましいですね。

過去作のEU2では関係改善のために贈り物をすると、外交能力が低い場合システムの都合上かえって関係が悪化する事態が度々起こっておりました。
それはそれで理不尽ながらも楽しかったりしましたので、この手の茶番を楽しめる方でしたらロールプレイの滾るキャラゲーと名高い姉妹作クルセイダーキングスの購入をお勧めしておきます。

 

最初に言ったはずです 私があげられるのは心だけ それでは足りませんか

スペインへと反旗を翻す事を心に決めましたので、1588年ついに立ち上がる事とします。

up4011.png

開戦事由は「全部豆じゃねぇか!!!」 再征服CBです。

カスティーリャにはアンダルシア人の虐殺とグラナダコアの抹消イベントがあるのですが、発生条件に「グラナダが存在しない」が含まれております。
その為コアがいまだ消えておらず再征服が可能となるのですね。

up4012.png

戦力比は約123k vs 183k  ですか。およそ1.5倍ですがフランス様が強いのでどうにかなるでしょう。

up4013.png

第一次再征服が終わった直後1599年の画像がこちらとなります。

領土をあげると約束したフランスへ領土を引き渡したくなかったから、外交ideaの戦勝点20%割引を得るまで戦争を引き延ばしていたかったから、10年ほど戦争を継続した結果がこちらとなります。

残念ながら同盟国のフランスは一足先に単独で白紙講和してしまったんですよね。
戦時疲弊が20へ到達するまで耐える事が出来ないだなんて、人文ideaを持たない国は貧弱で困りますね。グラナダは寛大ですから彼らへのtrustが下がる事なんてありませんよ。

ちなみにAIは5年を超えての戦争継続を避ける設計がなされておりますので、わざと長期戦を行うこともプレイヤーチートですね。

イベリア半島からの退去を迫られて以来苦労をしましたが、流浪150年の節目を迎える前に帰還を果たしたことは喜ばしいですね。

ちなみにideaは1.人文 2.権勢 3.防衛 4.外交 5.質 の順で採用しております。

up4014.png

第二次再征服が終わった直後1623年の画像がこちらとなります。
属国であるアラゴンとレオンの再征服CBを利用しましたので、イベリア半島本土を大きく回収できました。

up4015.png

また世界地図の伝播が行われましたので、アゾレス諸島の回収も行っております。
マクロネシアエリアもイベリア領域に含まれておりますので、実績の為にも忘れずにいたいですね。

up4016.png

第三次再征服が終わった直後1642年の画像がこちらとなります。
無事にポルトガルとスペインをイベリア領域から追い出しましたので、最後の仕上げとまいりましょう。

今日の貴女は望んだものを全て手に入れましたね 明日はどうなるか分かりませんが

up4017.png

フランス領ラブール・低バスク地方がイベリア領域に含まれていますね。

対スペイン戦ではお世話になりましたが、ライバルであるからと言って唇であるスペインをイベリアから追い出す手助けを行ったのは失策です。

唇の滅びた歯は寒風にさらされるものですよ。

up4018.png

一領土を切り取れれば良いだけですので、短期決戦で講和。

up4019.png

1650年 イベリア領域全土の直接所有とコア化が満了。

満を持してディシジョンを選択。

up4020.png

実績 The Re-Reconquistaを無事達成。

Dev982と努力目標である帝国ランクへの未達もぎりぎり満了。

アンダルシアへの変態に伴いHRE領域を離脱する事となりましたので、これからはHRE皇帝からの庇護を受ける事は出来ません。

そしてまた隣接する大国フランスへと牙をむいた以上、キリスト教世界にアンダルシアの居場所はもうないでしょう。

この日以降、イベリアの支配者となったグラナダは宗務局の衣を脱ぎ新たな冠を得る事となりました。

その名は―――「不実なアル・アンダルス」

あとがき

弱小国家成り上がり物ですと、巨大帝国へと成長しめでたしめでたしが定番ですよね。
今回はあくまでも中堅国家のまま大国の庇護を受けながら野望を果たす、コバンザメプレイを意識してみました。

グラナダはロマン国家ですが、プレイ方法は色々あるよとの一例となれたのであれば幸いです。

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
それではいつかまた、他国にてお会いいたしましょう。

目次


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-06-03 (日) 02:07:15