AAR/the Sultan of Lamb・第2部
ライオン、絶対主義に染まる †
子羊、自分を見つめる †
さて、いよいよ絶対主義の時代が始まったの。
スパートを開始するにあたり、一度我が国の状況を整理しておこうか。

ほぼ再掲となるが、これが1614年の旧大陸の情勢じゃ。我が国の開発度は累計2551。
他にアラゴン、ハールィチ・ヴォルィーニ、ホラーサーン、バルーチスターンを属国としておる。
常備軍は195Kじゃ。
ぱっと見てわかる通り、ぼくたちは中国はもちろん、インドにもほとんど手が届いていないです…。
イベリア半島には上陸出来ていますが、イタリアは爪先だけ。フランス・ドイツはノータッチ。東欧はバルカン半島すら統一できていません。
アフリカも、東海岸とケープ周辺に少し領土があるだけ。新大陸に至っては全く何の権益も持っていません。
ここから200年で世界を征服してゆくわけだが、ボトルネックとなりうる要因をどう分析する?
はっ。我が国の方針として、過剰拡大は100%以上抱え込まないようにしております。また停戦破棄も行っておりません。
今後もこの方針を維持する前提に立てば、1回の戦争で得られる領土の上限と、戦争の間隔ということになるかと。
つまりは和平提案値、過剰拡大、コア化期間、そして副次的ですが停戦期間です。
うむ。そしてこれらのほぼ全てに効果を及ぼすのが統治効率の上昇じゃの。
よって絶対主義値をなるべく早くに高めたいが…かといって反乱が頻発するようになると対処が面倒だ。
自治度の引き下げは反乱の起きない程度に留めておきたいの。
15世紀は不満分子への対応でずいぶん気疲れしましたもんね。
現時点で我が国は、陸軍規模と受容文化数の2点で時代目標を満たしておる。最初の時代能力で「絶対的な政府」を導入することにしよう。
その次が「統治効率」かの。
大学5つはさっさと作っておけばよかったのう。。。
その他の対策はどうなりますでしょうか?
まぁオーソドックスなものだな。
過剰拡大は属国への領土の分与で対応する。
とはいえ属国が引き受けられる領土にも限度があるゆえ、旧領を回復したら外交併合という手続きを繰り返すことになる。
各方面で良い候補を探さねばな。
和平提案値についてはどこかで外交アイディアを取って必要コストを20%引き下げたいと思うが、統治効率が改善しないうちは過剰拡大が溢れてしまう。
これは後回しで良かろう。
コア化期間については能動的に打てる手は終わっておるので、コア化完了と同時に次の和平となるように戦争を繰り返すぞ。
では常に次の戦争に備えて軍を動かす必要がありますな。
各方面軍の充実に加え、地中海、アラビア海それぞれの輸送船団も拡充しておきます。
戦争の方針が決まったところでライオンさん、国内についてご相談があります。
1518年に「宗教」アイディアをとってからおよそ100年、改宗を進めてきたおかげで国内の宗教統一度は100%近くまで来ています。
ただ改宗にかかる時間が長いテリトリー州では反乱に気をつけきゃいけなくて、陸軍の手を借りる場面もありました。
この先、異教を信じる地域にテリトリーが広がってゆくことを考えると…
確かに面倒じゃなぁ。軍は征服戦争に集中させたいしの。
分かった。次に統治レベルが上がれば5つ目のアイディアが解放されるので「人文」を取るとしよう。
分離主義者の活動も弱まるゆえ、ますます反乱を気にしなくてよくなるな。
国家アイディアと合わせれば異教徒への寛容度は+3までゆくの。ではもう改宗自体やめてしまうか。
「宗教」「統治」「人文」と統治系アイディアが続きますが、ルームになってから統治能力の高い後継者を選んでいるので問題なく進められそうですね。
さて、整理がついたところで征服を再開するのだが…
今後戦線は四方に散らばり、常に戦争を行なっている状態となる。
地域ごとに大きな出来事に絞って報告してゆくことにしようか。
そうさな・・・帝国主義戦争を始められるようになった1689年を一区切りとしよう。
子羊、お友達と手を切る †
さて、ではまず南方からじゃ。外交官を呼んでくれ。
はい、お手紙はどちらに出しますか?
マムルークをライバル指定じゃ。
あっ、ついにその時なんですね。
開幕以来、本当に役に立ってくれました。ありがとうマムルークさん、そしてさようなら!
停戦が明けたらシリアを属国開放して再征服戦争を仕掛けるぞ。
マムルークは世界3位の軍量(95K)を誇るうえ、領内には高レベルの要塞が多数存在します。
なかなか歯ごたえのある戦いが続きましたが、戦勝点75%でシリアの旧領は全土回収いたしました。
よしよし。南方については今後マムルーク、そしてアフリカ南東部のムタパを叩きながら、合間にアラビア半島とアフリカの角周辺で勢力を広げ、領土を一体化させてゆくぞ。
第2次マムルーク戦は1639年。この時はアナトリア地域を回収のうえ、次にカイロに請求権を捏造できるよう隣接いたしました。
次いで1651年から第3次戦争を仕掛けまして、カイロを含む7州を奪いました。
結局、マムルークとは3戦のみとなりまして、1689年時点の南方領土はこのようになりました。

マムルークは豊かな州が多かったうえ、途中からインドのスンナ派大国と同盟し出したので仕掛け時を計る必要があったり、なかなか土地を奪いきれなかったの。
でもアレッポノードでの影響力が上がったので、コンスタンティノープルでの交易収入が大きく増えました!
次からは民族主義CBを使える。そこで一気に土地を奪ってゆこうか。
この世界線のマムルークはスマトラ島にかなりの領土を持ちましたが、3戦目でそちらにも橋頭保を獲得いたしました。
そこを足掛かりにボルネオ島、ジャワ島、スラウェシ島にも我が国は勢力を拡大。
結果、1689年時点で東南アジア島嶼部にはこのような勢力圏を持っております。

子羊、新大陸に踏み入る †
さて、次は西方を見てゆくぞ。
イベリア半島への進出はすでに始めておるが、それをどんどん拡大する。
1615年に初めてポルトガルに仕掛け、ジブラルタル海峡両岸を奪いました。
この後スペインとポルトガルが同盟いたしました。
かわりばんこに宣戦する技が使えるようになったので、助かっちゃいましたね。
どんどん仕掛けて領土を奪ってゆくぞ。最終的には両国を完全併合して植民国家ごと奪うのじゃ!
ライオンさん大変です。新大陸にある直轄領が霧の中に隠れているみたいです。
先住民に地図をもらおうと思ったんですが、ぼくたちには関係ないだろうって相手にしてくれません…。
部隊がいないと地図の交渉もできんか…
多少回り道な気分じゃが、中米に土地を奪うとするか。部隊がいれば新大陸でも戦勝点を稼げるしの。
やったぁ、今度は先住民のみなさんが地図を見せてくれました。
ポルトガルは北米西岸部にも領土を持っていますね。
宗主国の領土・植民地を見落としたまま本土を奪うと新大陸で生き延びられてしまうからのう。
植民地国家に隣接して作られている内陸部の宗主国植民地は焼いてしまってよい。とにかく完全併合を成立させるのじゃ。
1676年にポルトガルを完全併合。次いで1680年にスペインを完全併合いたしました。
いまや新大陸の植民地国家群は我が国の物です。
さらにピマが植民地国家からかなりの土地を奪っていたことに気づきましたので、そこを再征服。
結果、1689年時点の新大陸領はこのようになりました。

植民地国家が10か国、そのうちの9か国は商人を派遣してくれます!
あちこちの交易ノードで利益を回収できるようになって、一気に収入が増えました♪
ちなみにオーストラリアにも1か国があります。
ポルトガル併合を機に、6番目のアイディアとして「探検」を獲得した。
といっても目的は未発見エリアの探索と軍の移動をスムーズにするためのピンポイントな植民なので、2番目までしか進めぬ。
「外交」とどちらを先にするか迷ったのだが、帝国主義CBを使えるようになれば「宗教」アイディアは不要になるので、「外交」はそこで取ることにした。
ライオン殿。イベリア征服の余波ですが、アフリカ北部および西部についても触れておいたほうがよろしいかと。
おぉ、そうじゃったの。
当然ながらポルトガルはアフリカにも勢力圏を持っておったので、我が方もイベリア方面軍の中からアフリカ分遣隊を作成していた。
イベリア攻めの休戦期間に彼らを動かしてアフリカ北部の土地もある程度奪っておる。
チュニスはトスカーナと組んでいたので、欧州軍も動かしたな。
欧州軍と言えば、ヴェネツィアが英国と組みながらアフリカ植民を進めていたので、英国が出てこないタイミングでぜんぶ奪ってやったの。
英国はナイジェリア周辺にまとまった土地を持っているが、こちらは後回しにしておる。
またソンガイが周辺に圧されて縮小していたので、こちらは将来の再征服をもくろんで外交属国化した。
…というあれこれがあって、1689年時点ではこうなっておる。この方面はあまり拡大できておらんな。

子羊、シルクロードを駈ける †
さて、次は東方を見てゆくぞ。
我が国は前回ようやくインドに足掛かりを得たわけだが、インド亜大陸内では既にデリー、ヴィジャヤナガル、ベンガルなど、大国が育ってきておるの。
豊かな州も多いし、一気に喰い散らかすというわけにもいかんな。
特にデリーは途中からマムルークと同盟したので、あっちを見たりこっちを見たり、けっこう面倒でしたね。
まずは旧領の広いメーワールを解放し、各国に再征服戦争を仕掛けながら要塞を中心に領土を奪ってまいります。
まさに蚕食しながらじわじわ行くぞ。
並行してシルクロード方面も拡大じゃ!
シルクロードについては、まずはこれまでの延長線上でティムールを叩いてゆきます。
ホラーサーンの旧領が広いので、永久請求権を使い終わった後も開戦事由には困りません。
さらに北部のステップ地域ではウズベクを叩いて東進します。
少し主戦場がずれるんですけど、1640年にロシアと戦った際、ペルミを独立させて外交属国化し、ロシアを東西に分断しました。ちょっとした嫌がらせです。
ライオン殿、1644年、シルクロードの先で事変が起こりました。オイラトと明が戦っております。
なに!? これはチャンスではないか。オイラトに仕掛ける方法はないか?
はっ、我が国はちょうどウズベク、ティムールと同時に戦っておりますが、ティムール領の一部にヤルカンドの旧領が。
急ぎその土地を奪って停戦じゃ。ヤルカンドを解放して再征服戦争を仕掛けるぞ
。狙いはもちろん明との隣接じゃ!
間に合いました。明軍の占領地は迂回せざるを得なかったため不格好ですが、このような形で明領との接触に成功いたしました。

直接干戈を交えずに接触できたのは天運に恵まれたのう。
これで明の天命が-0.54/月となりました。20年とたたずに天命は0になりますね。
明進出がみえたゆえ、東方軍をインド方面軍と明方面軍に分けよう。
将来的には連動できるよう、デリーからはパミール高原からチベット方面にかけての土地を優先して奪うぞ。
明との初戦は1667年。相手が大軍を擁するため損耗を強いられましたが、4年間戦って本土への侵入を果たしました。
その後オイラトを叩いて明を釣り出し、停戦期間を短縮。1679年に始めた第2次征服戦争の停戦は1682年となりました。
今回は北京および南京を始め、要塞を奪いつつ明の国土を分断するよう土地を奪っております。
これらの戦いの結果、1689年、アジア地域での我らの勢力はこのようになりました。

インド亜大陸での戦いはあまり触れませんでしたが、内陸の要塞を落とした後は西洋諸国が土地を買い続けないように海岸線を中心に領土を広げました。
その次は中国方面領とインド方面領を繋げるように東に直線的に進んでいます。
やっぱり方面軍同士の連携が全くないのは不便ですから。
最後に1689年時点の旧大陸の勢力図をまとめておこう。

虫食いだらけじゃが、かなりの地域に勢力を拡大できたの。
今回はここまでとしよう。次回からは帝国主義戦争が可能になるぞ。