AAR/第十九回マルチ

第六篇 〜消え去った勝機〜 2

WW1_2日目

独仏抗争

 前回の戦争は, リアルプレイ時における開戦時刻が深夜であったため, 世界初の世界大戦は二日目にもつれ込んだ.
筆者は今度はGermanyに代理として入ることになる.
このとき友邦のSpainは既に瀕死であり, Franceにピレネー山脈の2プロビを割譲することで分離和平することが確定していた.
さらに, インドは脱落したため友軍だったMingは戦争状態ですらなかった.
要するに, 戦争の構図は

  • Germany v.s. France + Ottoman
    となっていた.

 要するに, (その意図はなかったのだろうが)Mingに梯子を外された格好になったわけだ.

MGddTs9.png

*1

筆者   : 自分で弱らせた国に入る羽目になるのか......(困惑)
France : そーなのだー
筆者   : で、和平したいんですけど
France : 目の前のドイツは取って食べれる国家?
筆者   : 良薬口に苦しだから(震え)

 まあ, マルチの円滑な進行のためにはやむを得ない.
一旦Franceについて覚えていた軍配置や内政状況については忘れてGermanyに入るよう意識する.
Germanyに入ったところ, 人的は半減しMingの支援を得てすら財政も逼迫していた.
というか, 筆者がFranceプレイ中だけでドイツ兵を200kは消し飛ばしたような気がするので, 筆者が殲滅した分が大きいのだろう.

筆者 : (うーん......まあFraとタイマンなら白紙和平までいけるだろ......)

 このとき筆者は, 自分の中の常識に従いOttが来るとは思っていなかった.
いや筆者とて参戦はするだろうが, Ottとしてドイツを殴ることは意味が薄い.
ドイツ兵と乳繰り合う時間と人的資源・資金があれば, そのリソースで内政した方が国益になるのだから.

 ゲーム開始しばらくはSpain戦線からの援軍を待ったのか, France軍の動きは鈍かった.
その時間を持って戦線の再構築を行う.
突起部となっているスイス戦線からは撤退し, 南北に走る戦線の中央であり結節点でもあるマインツ付近に戦力の集結を行う.
そしてノコノコやってきたFrance軍を各個に撃破し続ければ,
Spainで筆者が行った戦闘に起因する20点程度の戦勝点ビハインドもトントンになるだろう.
……と, このときは考えていた.

Ottoman軍の本格介入

 しばらくは再配置中のFra軍を翻弄することに成功する.
だが, これが崩れる時がきた. Ottoman軍の本格介入である.

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筆者 : どんだけ来てんだw ぜってえ勝てないだろこんなのww

 筆者の読みが甘かったのか, すさまじく大規模な介入を行われてしまった.
これで非常に苦しい局面となった.

筆者   : これ(インド降伏で)Mingの戦線おわったからOtt軍全部こっちに来れるやんけ!
Japan  : そう. だからドイツ大丈夫? 大丈夫これ?
筆者   : やばい死にソ, あー逝キソ…
Russia : 言うてオスマンも消耗してますし…
France : でも戦闘では(ドイツが)勝ってますよ
筆者   : 戦闘では勝ってるけどそのうち(削り殺されて)負けるだろw
筆者   : もーやだよこの数相手するのー
France : 終わりのないディフェンスが
筆者   : ちょっとずつ削りつぶされてくからなー

 しょーじきOtt軍とまともにやりあえば削り殺されるのは自明なので, とりあえず適当に口撃しておく.

〜全体チャットにて〜
筆者   : ちょっとオスマンさん, Fra捨てて僕とくもうよ~
筆者   : オスマンさんにジェノバノードあげるから!
France : ジェノバw
筆者   : 僕は低地だけでいいから!
Spain  : 僕も巻き添え食らっるw
France : Spainを裏切ってるw
筆者   : Spainさんにはボルドーとシャンパーニュノード上げるから!
France : ちょっとドイツ特有の空手形やめましょうよーw
筆者   : これはツィンメルマンノート並の高度な外交戦術だから(震え声)
France : ブフォッwww高度w   高度とはw

 ……もっと建設的な事を考えよう.
とりあえず脳内でFranceを美少女JKに変換して,
「俺はフランス美少女に前から, オリエンタルな美女に後ろから責め立てられてるんだ」
とて妄想してみた.
でもやっぱりムカついて画面を殴りたくなったので, 嫌々ながら現実を直視する.
Ottとの国境地帯であるバイエルンからポーランドにかけては平地が多く, 全く防御に適さないし, 数的にもされしている.

拮抗する戦線

 それでもしばらくは, 相手の戦線の穴を突く機動で
こちらは一度も殲滅されずにOttの50kやFraの30kをいくつか殲滅した.
15年間の戦争で合計すれば, 軽く200か250k程度は殲滅しただろう.
それもこちらは一度も殲滅されることなしに, である.

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 適度に相手の視界内で部隊をウロチョロさせ, いったん後退する素振を見せつける.
そして, 釣られて援護もなく飛び出してきた敵部隊を殲滅し, 適当にラングのような事を言って相手を煽りつつ, 即座に戦場の霧の彼方へ撤退する.

PUFgPvo.png

↑ ラング ↑*2

 もちろん口で攻撃するだけでなく, 同時並行して暫時戦線を整理する.
こちらの口撃や陽動に引っかかって, 相手の戦線に手薄な箇所が出来ればそれは内線有利な情勢を醸すだろう.

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 一例を挙げておこう.
筆者は画像のように, 南ドイツで陽動(画面右下部を参照)を行い近辺のOtt軍を釘付けにしつつ, Luxenburg付近の手薄な部隊(画面左中央付近)を殴ることを考えた.

筆者   : 殺せ, 殺せェーッ!
France : あっヤバっ
筆者   : 殲滅, 離脱!
France : ちょっとドイツ兵強いんすけどw
筆者   : 次!
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 Luxenburg付近の小部隊は哀れにも蹴散らされてしまった.
このためFranceの戦線に穴が出来てしまう.
筆者はこれを見て, 疲れた部隊に強行軍で拍車をかけ, 将軍も付けずに放置されているSwiss戦線のOtt軍の殲滅に向かう.
(画面中央下部を参照)

Ming : お, これはオスマン殲滅されるか?
筆者 : 逃がすもんか, 将軍付きの強行軍だぞ
筆者 : さあ追いすがる敵には目もくれずして一途にあの旗をめがけよ
筆者 : 其れ奴等を屠るに, 牛頭馬頭邏卒の助けを借りるべからず!

*3

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Ming  : でっかいの消えたwww
Japan : やりますねぇ↑

 凄まじいキルレであるが, これが山岳防御側 + fire 6将軍の力である.

数の勝利

 しかしこの殲滅は, 沈みつつある太陽の最後の残光であった.
終に相手が学習し, 100k単位で軍団をまとめだしたのだ.

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筆者 : やめなされやめなされ……戦術機動の余地のなくなる布陣はやめなされ

 こうなると, 最早打つ手はない.
相手を殲滅するための必要条件はいくつかあるが,
主要なものが"相手が戦線幅を満たしていない"ことである.
戦線幅を満たしていないなら数的有利はそれなりに働くが, 戦線幅を超過するユニットが一か所にいると,
超過したユニットが事実上の予備軍として機能するため, それだけで殲滅は非常に難しくなるのだ.

 まあこうなってはどうしようもない.
あー神様仏様―と普段祈りもしない神仏に祈りを捧げてから画面を見直すも,
やっぱりFranceとOttomanにサンドイッチされてる現状には変わりない.

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*4

 ちなみに筆者のリアルでのpietyは-100である.
金と人的が増えて技術が安くなるね!(EU4脳)

 現実を直視しよう.
もはや, こっそり要塞プロビを焦土にして撤退するが, あるいはハラスメントレベルの局地戦を戦うしかできなくなった.
さらにFra PLは筆者が前回作りためた海軍でLu:beckに海賊を送り出す.
これでGermanyの収入は壊滅し, Mingの資金援助があってすら大赤字を垂れ流すという致命的な打撃を受けてしまうが, 手の施しようがないので放置である.

France : これだけ船あるんだから威信増えてもいいと思うんだけどな(vic脳)
筆者   : 威信が欲しいんだったらリューベック荒らすのやめてくれます?
France : 荒らしてませんって!
筆者   : えぇ…(困惑) 狂犬こわ
France : いや本来English Channelに向かうはずだったお金を先に受け取ってるだけだワン! 関税がなくなってね, win=winみたいな?
Ming   : 狂犬こわいワン
Spain  : 狂犬みたいな言い訳しとる. そもそもなんで疑問形なんだw
Japan  : "狂犬みたい"じゃなくて狂犬ですからねー

 もう僕以外みんな狂犬って事でいいんじゃないかな(疲労)
話は変わるが, どうやら数百kクラスの大規模軍団を用いて会戦を行うと,
軍団が勝手に撤退するバグがあるようだ.
このバグは, すくなくとも1.18時代から確認されているが一向に治る気配がみえない.
録画してあるので証拠もしっかり揃っているのだが……
おいパラドなんとかしろ.

 

アストラハン割譲

 筆者が泥仕合を繰り広げる最中, 露土間には動きがあった.
OttomanがAstrakhanをリリースし, Russiaがそれを食べているようだ.
どうもRussia PLがインド利権に食い込めない事をごねたらしく,
その代償としてもらったようだ.
えぇ......(困惑)

筆者 : 自分を殴った相手を強化していくのか...(困惑)

 まあこれでRusが味方になるならいいんじゃないかな (なげやり) ......多分ならないと思うけど.
ただ, ロシアがここで確保したグロズヌイはカフカ―スの東部を抑える戦略要地である.
今後の動きに注意したい.

革命失敗

 結局対Fra戦だが, どうする事も出来ずにFrankfultとDenmarkの独立で終戦になってしまった.
敗戦である.
だが終戦は1755年, ちょうどお誂え向きな事に革命シーズンである.

筆者 : 敗戦で国内ボロボロ……そうだ, 革命しよう!(^q^)

 よって革命を狙う事にする.
理由は敗戦にともない, ついかっとなって, むしゃくしゃしたから, だ.
まあ実際もう少し真面目な理由があって, Rev. targetを手に入れられれば単純に強い上に, 他国, 特に隣国Franceへの嫌がらせにもなるからだ.
ただちに独立させられた国家への宣戦で厭戦を稼ぎ, 借金25枚でそれをブーストする.

 だが, 意外なライバルがいた. ロシアである.
どうも筆者がFranceと醜い取っ組み合いをしてる最中から借金を重ね, 革命の準備をしていたらしい.
この革命のdisasterは, 戦争中は進行しないため, 筆者は革命の開始に5年のビハインドを得てしまっていた.

 それでもtruce無視などで革命の時期そのものはほぼ同時であったが,
筆者的には国土の小ささ的に, 期待値まとにはドイツが有利だと思っていた.
だが, 革命反乱軍が湧いた場所が……

Germanymu:nchen
Russianovgorod

 であった. ……引きが悪すぎた.
念のために記しておくと, 革命反乱軍に首都を占領されれば
革命を受容できるのだが, ミュンヘンとかいう遠方に沸いた筆者に対し,
St. ペテルブルグに遷都していたRussiaはかなり有利であった.
(筆者も遷都しようと思ったが, タイミング悪くAdm.が足りなかった)
Novgorodと言えば, 首都までたった2プロビではないか.
ロッシィのレコードではないが, 薔薇の花は, 若いうちつまねば, 凋み, 色褪せてしまう.
時期を逃してしまえば何であれ意味がない.*5

 結局ダイスの誤差レベルまではあったものの, 2か月だけRussiaが先んじてしまい,
ドイツは革命を逃すことになってしまった. 大変残念である.

 どうでもいいけどRev. Russiaってそれソヴィエトだよね.

AtAxxxe.png

*6

 参考までに, この革命ロシアに対するPL間の風評を書いておこう.

Russia : この革命ロシアって自由・平等・博愛とか掲げてるのかな
Russia : 絶対嘘だろ
筆者   : (権力者の間は)自由
筆者   : (権力者の間は)平等
筆者   : (権力者の間は)博愛
Japan  : それ本当に革命?
France : ドイツの革命闘争で敗北した連中がつい成功させちゃった説
Russia : なるほど、ドイツが革命家を送り込んできたんだな
Russia : 汚いなー
筆者   : ちょっと間違ってレーニンとか言う#### 検閲済 ####の脳卒中ハゲ野郎を解放しただけなんです
筆者   : 他意はないんですよー
筆者   : 封印列車でレーニン送り込んだとか資金援助してたとか全部キノセイキノセイ
France : 他意とはいったい

 とにかくこの日はリアルラックがなかったが, それ以上に自分のプレイが精緻を欠いたことが腹立たしい.
一応France兵は200~300k, Ottoman兵も60kほど殲滅しているのだが, 敗戦の前にそれは慰めになどならない.
自分で自分のプレイに納得できずこの日のプレイは終了となる.

小技

このJapan PLは有能なので, 色々な技を教えてくれるが,
MingでOpen Chinaという補正を15Cにとれると言っていた.
本当ならすごくつよそうだとおもった.(こなみ)

〜雑談にて〜
Japan  : 明はopen Chinaが強いねん
Japan  : あれね、westernizationとほぼ同じ手順で15世紀に取れるんだよねw
Japan  : Idea cost-10% tech cost-10%
筆者   : へー
筆者   : 15Cに取れるのは知らなかった   絶対つよい(確信)
Russia : マルチで分裂した明が見たいなー
Japan  : いきなりidea cost-20%は〇チガイ
筆者   : だがちょっと待ってほしい
筆者   : ゲーム開始時点から規律10 morale 10の方が頭おかしいのではないだろうか
Japan  : 明は小細工でキ〇ガイになるけど、元からキチ〇イなやつは触れるんじゃない
Japan  : まぁ日本はdev低いからバランス取れてる
筆者   : 日本兵つええからなあ
Russia : 死を恐れない(慣れた)

補遺 海戦における提督の"機動(maneuver)"の重要性について

 France代理時にSpain海軍を圧倒できてしまったが, このとき筆者はFranceで制海権が取れるとは思ってなく,
ただ単に金余りの解消とFleet-in-being的な運用を企図してHSを作っていたに過ぎない.
SpainはHS combat ability +10%を持っているため, 同数では必負だろうと思っていたからだ.

 しかし, 第一次Navarra会戦の途中, 操作ミスで主力艦隊がスペイン主力艦隊と激突してしまう.
右クリックを連打する筆者であったが, どうも様子がおかしい.
HS120隻同氏の海戦であっさり勝ててしまったのだ.
(こちらの損害なしで相手のHSを15隻程度撃沈)
その上敵のHS2隻の鹵獲にまで成功した.
一体何がこの差異をもたらしたのだろうか?

 一つには軍質ideaの有無があるだろう.
Ship Durability + 5%はかなりの差であるし, Naval moraleも地味に効いてくる.
とはいえ, SpainもNIによってHeavy Ship combat ability + 10%を持っており,
決定的な差とは言えないか, 発揮される火力的には寧ろSpain側が有利に思える.

 この差を齎した差の中で最も重要なものとして, 提督の"機動"の差があるだろう.
筆者は態々提督ガチャをやってまで機動の高い提督(高いと言っても3だが)を出したが,
これが決め手だったと思われる.

 海戦に戦線幅的な概念が導入されて久しいが, 提督の機動は同時に戦闘可能な船の数を上昇させる.
機動のpip1毎に戦線幅(のようなもの)が増えるのだ.

 提督のfire / shockが単純に線形に戦力を向上させるのに対し,
機動で戦線幅が増せば, この効果はランチェスターの法則に従い2乗で効いてくる.
線形効果と二次関数的な効果のどちらが勝るかは言うまでもないだろう.
以前筆者は本マルチのMing PLとここら辺の検証をしたことがあるが,
提督の機動で1勝っている方が他の能力で2か3程度勝る側を圧倒した記憶がある.

 もう少し平易な解説をしておこう.
少なくとも陸戦では, 大雑把に見積もってfire / shockは1pipごとにおよそ16%弱程度の補正を与える事ができる.*7
ただし, fireフェイズとshockフェイズは半々ずつなので,
fire / shockの合計で1勝つことは, 精々16 / 2 = 8%程度の補正しか与えない.
これに比して, 海戦でmaneuverで1勝つのは戦闘に参加可能な船の数が1.1倍になるため,
相対的な火力は1.1の二乗, すなわち(1.1 ^ 2 - 1.0 ^ 2) * 100 = 21%増大する.
実際は敵船を先に沈めると相手のmoraleが減退するため, 機動に勝る側はダメージレースおよびmoraleレースの双方で勝るだろう.
故に, 敵船を撃滅しきるより先に相手のmoraleが崩壊して勝利することができるのだ.
要するに, 海戦は提督の機動ゲーなのである.

 余談だが, この仕様故にmaritime idea + Great Britainの海軍はそうそう沈まなくなった.
Great Britainはディシジョンで提督の機動を1確保できるからである.
なお, 提督の機動で上回っていると, 地味ながら敵船の鹵獲確率もあがる事をここに記しておく.
なので, 何度でもいうが, 提督の能力は機動を見るべきなのである.

 
 

時を見出すまでに

 第一次大戦はなんとか終了したものの, ある意味では史実のWW2同様に
和平によっても根本的な地政学的問題は解決され得ず, またWW1で培われた憎悪と敵意はそれに油を注いでいた.

yFk5nH3.png

これまで数多くのPLが, 斃れてこの画像のように狂犬のエサになり, 国土を食い荒らされてしまった.
呼応して今後の外交がどう動くか, 次回に希うご期待である.

To be Continued……?
=> AAR/第十九回マルチ/第七篇 〜見出された時〜 1


*1 か"わ"い"い"な"あ"RMAちゃん
*2 ラングはラングでもFEの方のセリフである
*3 司馬遼太郎の関ケ原は名作だってはっきりわかんだね
*4 やっぱり神様なんていなかったね!
*5 遠藤周作の白い人は名作だって(ry
*6 Soviet UnionはVictoriaでやれ
*7 あくまで期待値であり, 実際は彼我のダイスの絶対値によって±10%程度の幅がある

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Last-modified: 2017-05-22 (月) 17:32:33